冷たい君と青春中。


「…あのさぁ、もっと小さい声で喋れねえの?」


「だってだって、水野くんが目の前にいるんだもん!自然とおっきくなっちゃうよ。」


目の前に水野くんがいるのが悪いんだ!興奮しちゃうよ!


「…じゃ、違う車両いくわ。」

そういってカバンを持ち直しあるきだそうとする水野くん

「あっ、あわわ、ちょっと!」

勢いで水野くんの制服のブレザーをちょこん、とつかんだ。

「ち、ちいさい声で喋るからここにいてよ。」

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