冷たい君と青春中。


わかった!とだけ告げて急いで教科書たちをカバンにつめこむ。


水野くんはいつも準備がはやいんだ、今日もきっとさっさと帰ってしまう。


チラッと、水野くんを確認する。


ん…?あれ……?あれれ?なんだか…わたしに向かって歩いてくるような…

えっ、やっぱり?わたし?!まさか水野くんから逆ばいばい?

そ、そんな!今日はつきすぎてるよ!かみさまありがとう!


「おい」


その声は紛れもなく水野くんのもので、そして紛れもなくわたしに向けられたもので、

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