冷たい君と青春中。
いちぶんのいち。
水野くんside
「…っはぁ、水野くん!!」
なぜかここ最近、クラスメイトの変な女に毎朝声をかけられる。
「ねえっ!水野くんってば!」
朝からなんでこんな大声を出すんだ、こいつは。
「水野くん、おはよう!」
「……煩い。」
それだけ言うと、俺はまた足をすすめる。
3ヶ月ほどまえから俺につきまっとってくるこいつは、たしか宮城 苺々華とかいうやつ。