冷たい君と青春中。
黒板に貼られたあみだくじに、絶対絶対絶対当たらないように。と祈りながら左はじに名前を書く。
35人いるクラスの中の、35分の2の確率だ。
そう当たることはないだろ
だけど俺の祈りは、すぐに砕かれることとなった
「えーっと、まず男子は…、お!水野だな!頼んだぞ水野!はい拍手〜」
うそだろ…、ふざけんなよ川北。
俺の視線に気づいたのか川北は
「まあまあ、水野。頼んだぜ!」
そう宥めてきた。本当にとことんついていない。