冷たい君と青春中。


「…麗?聞いてる?」


最近麗は、ボーッとすることが増えていた。前なら自分からいっぱい話す奴だったのに


それに、なんだか笑顔も減ったような気がする。


「………。」


時折見せる、悲しそうな顔。


「…どうしたんだよ」


まだ中学生だった俺にはどうすることも出来なかった。

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