冷たい君と青春中。

そういって、麗は綺麗な小包を俺に差し出す。


「ありがとう、麗」


あんまり麗がニコニコ笑うから、つられて俺もすこし笑った。


いつもの分かれ道で立ち止まる麗

「透亜…、わたしのことすき?」


「あぁ」


「ふふっ、わたしはね…」


「世界でいちばんすき。……だろ?」


< 442 / 462 >

この作品をシェア

pagetop