冷たい君と青春中。



「本当うぜぇのな」


「水野くん、好きだよっ」

えへへ、と笑うと水野くんは


「俺が言ったこと耳に入ってる?」


そんなふうに嫌味たっぷりで返してくる

「もちろん、聞こえてるよ?」


「……うざ」


なんだか、今日のあめはきらいじゃない。水野くんがわたしの言葉たちに返事をしてくれている気がする


いつもは無視ばっかりなのに…今日はラッキーな気分だ。

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