冷たい君と青春中。


「ん〜じゃあ、くじ引きで!」

今からてきとうに作るから、といって川北くんはなにやらルーズリーフに線をいっぱい書き出した。


「よし、面倒だから女子と男子一人ずつってことで。はい、はやいもんがち〜さっさと好きな線に名前かいて!」


女子諸君、とかかれたあみだくじと

男子諸君、とかかれたあみだくじをこくばんに磁石ではりつけた。


すごい、唐突だな…。それに、強制参加なのかな…。水野くんも…、行くのかな。

「苺々華、名前かきにいこ?」

「うん!」

りっちゃんとすでに黒板のまわりに人だかりができている輪にはいっていく

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