Fighting fantasia
億単位の能力値を持つ戦士が三人がかりでも、エフェスには触れる事さえかなわない。

まさしく神の領域、いや、神を超える者。

手も足も出ないまま、健二達は地面に倒れて天を仰ぐ。

「まぁ神化などといっても、名前負けの感は否めないな」

軽く腕組みしたまま、エフェスは薄く笑った。

「本当の神というのは、貴様ら程度の実力の者が名乗るに相応しくない。俺のような力の持ち主にこそふさわしい」

「な、何が神だ…」

ボロボロの姿のまま、健二がゆっくりと立ち上がる。

「マーズを殺しておいて…そんな奴が神なもんか…」

「知らないのか猿め。神にはどんな行為も許されるのだぞ?」

「なら…」

健二の全身から、更なる業火のような黄金のオーラが噴出する!

「そんな神、俺が叩きのめしてやる!」

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