Fighting fantasia
健二の右掌に収束する凄まじいエネルギー。

「はーーーーーーーーーーーーーーーっ!」

そこから放たれた極大の光線が、エフェスに襲いかかる!

「嘗めるなぁあぁあぁぁああっ!」

エフェスはそれを両手で受け止めた!

掌が燻るほどの熱量、全身ごと持っていかれそうな衝撃。

それらを受け止めつつ、空中で踏ん張りながら。

「宇宙最強なのはこの俺様だぁっ!」

エフェスもまた、光線を発射して押し返す!

「っ!」

健二の肉体に、大きな負荷が襲いかかって来た。

これまで自覚していなかったが、健二の肉体には変貌による大きな負担がかかる。

人間が神に匹敵するほどの能力値を引き出しているのだ。

当然、常識外れの負荷がかかって当然。

そこに、更にエフェスの光線による負荷がかかる。

筋肉が、骨格が、軋みを上げて苦痛を訴える。

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