Fighting fantasia
ウラヌスとマーズは、故郷の惑星を滅ぼされた後、その元凶である宇宙海賊の下でしばらく働かされていた。

仇敵にこき使われるのは屈辱の極みだったが、お陰で一族の持たない数多くの高度な技術や文明を手に入れる事も出来た。

そしてウラヌスとマーズの活躍もあり、仇敵である宇宙海賊も倒す事が出来た。

今、武者修行を兼ねた放浪の旅をしていられるのも、その努力があったればこそだ。

「もうマーズ一人に大きな顔はさせん。今に俺がマーズの能力値を超えてみせる」

「べ、別に僕は大きな顔なんて…」

ウラヌスの言葉に困惑するマーズ。

ウラヌスのプライドの高さは人一倍だ。

だが。

「俺だって負けねぇぞ」

健二はグッと拳を握り締めた。

「俺だって宇宙一の強さを手に入れてぇからな」

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