Fighting fantasia
それから一日が経過。

「健二さん、健二さん」

船内のベッドで仮眠をとっていた健二を、マーズが揺り起こす。

「惑星が見えました、もうすぐ到着しますよ」

マーズの言葉に、健二は飛び起きる。

舷窓の外を見ると、青々とした惑星が目の前にあった。

「海か?あれ」

「そうみたいですね。陸地の面積より遥かに海が多い。自然も豊かな惑星のようですね」

「フン、開発が進んでいない原始の惑星という事だ」

健二、マーズ、ウラヌス、三者三様の感想。

健二が期待に胸躍らせる中、宇宙船はゆっくりと着陸態勢に入っていった。

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