Fighting fantasia
白煙を上げながら、少ない陸地へと着陸する宇宙船。

近くの居住区に住んでいる者達だろうか。

多くの異星人達が集まってくる。

「おー、沢山いるんだなぁ。これがこの星の住人か」

一番乗りで上陸したのは健二。

「どうされた旅のお方。宇宙船が故障でもしたかね?こんな辺鄙な惑星に立ち寄るとは」

老人なのだろうか、小柄な異星人が話しかけてくる。

触角と尖った耳、黄緑色の顔。

マーズから聞かされていた通り。

地球人や健二達とは随分と違うが、それでも敵意は感じられない。

見慣れてくると、愛敬さえ感じられる顔だった。

< 36 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop