Fighting fantasia
こんな愛嬌ある人々に、武者修行に来た、強い奴出て来い、などとは言いにくい。

さて、どう説明したものか。

マーズと健二が顔を見合わせていると。

「まどろっこしい真似をする必要はない」

ウラヌスが一歩前に出た。

「この惑星で一番戦闘力の高い奴は誰だ。前に出ろ」

ざわめく住人達。

「失礼を承知で訊くが、何の為にだね?強さなど関係ないのではないかね?」

老人が言うが。

「ならば俺達がもし侵略者ならどうする?数年前に幅を利かせていた、ジュデッカという宇宙海賊を知っているだろう?俺達がそのジュデッカの残党だとしたらどうする?」

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