Fighting fantasia
その時だった。

「一時間は確実に時間稼ぎできるんだな?」

気を失っていたユピテルが、目を覚ました。

「それが本当ならば、俺がいい場所を知っている」

「何?」

ウラヌスがユピテルの顔を見る。

「とある惑星だ。この惑星からも近い…その惑星は、他とは時間の流れが違ってな。他所の一時間が一年に匹敵する」

つまり一時間で一年分の修行が可能という訳だ。

ユピテルはここを修行の場とし、高い戦闘力を身に付ける事が出来た。

「ユピテル、何でお前が俺達の手助けを?」

健二の言葉に。

「そのエフェスとかいう野郎にでかい顔されちゃあ、面白くないんでな」

ユピテルはフンと鼻を鳴らした。

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