Fighting fantasia
「トレーニングがてら、様々な惑星を回って鍛え直している途中で、もう根絶やしになった筈の一族の生き残りに遭遇するとは思わなかった。生き残りは俺と弟だけだと思っていたからな…貴様、名前は?」

「澤井 健二だ」

「この惑星での名じゃない。故郷での名前だ」

「もう昔の名は捨てた」

健二が言い放つと、目の前の男は軽く舌打ちする。

「この惑星の住人に成り下がりやがって…一族の誇りはなくしたのか」

「殺し殺される生き方にウンザリしただけだ。俺は純粋に強さを追求して生きていたい」

「それが成り下がったというんだ」

男が全身に力を込めると、青白いオーラが炎のように身を包んだ。

「腑抜けた一族の恥晒しめ。このウラヌス様が根性を叩き直してやる!」

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