Fighting fantasia
散々殴打し、凄まじい連射を撃ち込んだ。

ただの一人相手に加える攻撃ではない。

ましてや一方的な攻撃だったのだ。

これだけ撃ち込まれて無傷でいられる筈がないだろう。

それでも。

「コイツはおまけだ」

ウラヌスは空中で、両手に有り余って尚お釣りが来るほどの、極大光球を発生させる。

おまけと呼ぶにはあまりにも巨大すぎる光球だ。

あれ程の攻撃を加えた後のエフェスに対し、まだこんな一撃を食らわせようというのか。

あまりにも無慈悲。

見ていたユピテルがそんな感想を抱く間もなく。

「死ね」

ウラヌスは極大光球を、エフェスの没した海中に撃ち込む!

立ち昇る巨大な水柱、水飛沫が豪雨の如く周囲に降り注ぎ、海面が大きく波打ち、うねった。

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