Fighting fantasia
浮遊したまま、高速で頂上に立つ健二に殴りかかるウラヌス!

彼の拳を、健二は受け止める。

更にもう片方の拳を繰り出すウラヌス。

それをも捌く健二。

両者は激しい拳の応酬!

こんなに重く鋭い拳は、地球に来て初めてだ。

ゾクゾクと高揚感が、健二の背中を駆け抜ける。

まともに食らえば命に関わる。

そんな拳が頬を掠めているというのに、そのスリリングに歓喜している自分がいる。

殺し殺される生き方にウンザリした、純粋に強さを追求して生きていたい。

そう口では言っていても、やはり本質はウラヌスの言う一族の人間なのか。

強さを求め、強さに憧れ、強さを至上とする一族。

強い相手を見ると、戦わずにはいられない!

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