Fighting fantasia
力を絞り込み、光線に全エネルギーを集中するウラヌス。

表情こそ強張っているものの、エフェスにはまだ余裕があるようだった。

額に血管すら浮かび上がらせ、フルパワーで放っているウラヌスの光線を、片手で受けているのがその証拠。

完全に防御に回らず、もう片方の腕が遊んでいる。

「くそ…どうなってやがる…!」

今現在でも、エフェスの能力値は底が見えていない。

7億程度だろうか。

それでも全力ではないのだ。

一体どこまで能力値が上昇するのか。

限界の見えないエフェスの戦闘能力に、ウラヌスは密かに戦慄する。

「そんなに俺の本気が見たいのか?」

薄笑みを浮かべるエフェス。

「ならちょっとばかり、見せてやろうか…?」

< 84 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop