Fighting fantasia
呟いたその時だった。

「!?」

瞬間移動の如き超高速で、エフェスの背後に出現したのはユピテル!

彼は回し蹴りで、エフェスの後頭部を思い切り蹴り飛ばす!

ウラヌスの光線を受け止める事に意識が向いていたせいか、エフェスは何の防御も出来ずに吹き飛ばされる。

「邪魔をするな!エフェスは俺一人でやる!」

横槍を入れたユピテルに叫ぶウラヌスだが。

「貴様も分かっているのだろう」

ユピテルの頬には冷や汗が流れていた。

「神化を超えた力を手に入れた貴様でも、奴には一人では勝てん。あのまま光線の押し合いをしていた所で、押し切られて消し飛ばされるのは目に見えていた、違うか?」

「ぐ…」

歯噛みするウラヌス。

図星だった。

図星なだけに怒りが収まらなかった。

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