Fighting fantasia
吹き飛ばされたエフェスが。

「油断した…そっちにも身の程知らずの馬鹿がいたな」

ゆっくりと浮遊してくる。

身構えるユピテルとウラヌス。

「一人ずつで戦っても敵わん、全力で一番強烈なのをぶち当てろ」

「俺に指図するな」

「出し惜しみするなよ、ここで決める気で放て!」

「俺に指図するなぁっ!」

ユピテルの指先からの破壊光線、ウラヌスの両手からの光線!

単発でも小惑星を消滅させるほどの威力を持つ攻撃が、同時にエフェスに襲いかかる!

エフェスはこれを。

「かぁっ!」

左右の拳で殴り飛ばして弾く!

弾かれた二つの光線は、大きく上に逸れて成層圏を抜け、宇宙の彼方へと飛んでいった。

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