Fighting fantasia
顔面も、胴体も。

満遍無く打ちのめされるユピテル。

一頻り滅多打ちにされた所で。

「また一丁上がりだ」

ユピテルの首を摑み、エフェスは満足そうに微笑んだ。

「しかし神化もできない種族なのに、この異星人なかなかの能力値だな…3億には届かないまでも、かなりの力を持っている」

これ程の異星人がいたのなら、すぐにエフェスの耳に入っていた筈。

一体今までどこにいた?

短期間でこれ程の能力値を獲得したというのか?

疑念を抱くエフェス。

その脳天に。

「ぃやあっ!」

ウラヌスの肘打ちが叩き込まれる!

為す術もなく落下したエフェスは、砂埃を上げて地面に激突した。

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