不思議能力連続日記(1話読みきり短編)
第ニの能力
私は生まれて初めての愛の告白を、あろうことか「オナラ」で済ませてしまったショックで一気に熱が出て、すぐにそれに気付いた詩織に付き添ってもらって保健室に行き、そのまま早退することにした。
最悪。
悲しいし、恥ずかしい。
勿論みんなには私がオナラで告白しただなんてバレてはいないだろうけど、三田村くんが好きって「私」が言ったってことはバレバレで……
三田村くんどう思っただろう……
すぐに俯いてしまったから、三田村くんやクラスの人達がどんな顔をしていたのか見れなかった。
「つぼみ三田村くんが好きだったんだ。水臭いよ。言ってくれれば良かったのに」
と、詩織が気遣うように言ってくれたけど。
歩いて帰る気力もなくて、保健室の先生が呼んでくれたタクシーに乗って帰ることにした。
後部座席のシートに頬をつけるように横向きに座り、ぼんやり窓の外を眺める。
一車線の細い道を通過中、バス停のすぐ側で信号停車した。
最悪。
悲しいし、恥ずかしい。
勿論みんなには私がオナラで告白しただなんてバレてはいないだろうけど、三田村くんが好きって「私」が言ったってことはバレバレで……
三田村くんどう思っただろう……
すぐに俯いてしまったから、三田村くんやクラスの人達がどんな顔をしていたのか見れなかった。
「つぼみ三田村くんが好きだったんだ。水臭いよ。言ってくれれば良かったのに」
と、詩織が気遣うように言ってくれたけど。
歩いて帰る気力もなくて、保健室の先生が呼んでくれたタクシーに乗って帰ることにした。
後部座席のシートに頬をつけるように横向きに座り、ぼんやり窓の外を眺める。
一車線の細い道を通過中、バス停のすぐ側で信号停車した。