キス×殺人ごっこ
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイいたいいたいいたいいたいいたいいたいっっっっっっっっっ
やめてぇぇぇーーッ!!」
女子の腹部にグリグリとナイフを差し込む女子生徒。
クラスメイト全員が青ざめる。
いつもはふざけて、笑っている奴らも本気でビビっている。
俺だって怖い。
動けない。
誰か来てくれ。
先生とかいんじゃねぇの?
なあ、誰か来いよ。
生徒、助けんのが先生の勤めじゃねぇのかよ。
しかし、誰もくる気配はない。
微かにパトカーの音が聞こえたぐらいである。
数人の生徒が安堵の表情を浮かべる。
いや、多分奴らは助けには来ない。
俺は悟った。

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