何も知らない女の子と知っている男の子
家に帰ってのんびりしてたら丁度インターホンが鳴った。
恐る恐るドアを開けると、
「あーおくんっ!」
顔を出してきたのは勿論見知らぬ女。
「今日私、お邪魔していいかな。青くん上手いんだって?」
またか。
だよな、それ以外女は俺に用がない。
声をかける奴は皆それ。
「…いいよ」
「やったあ!ありがとー!」
ベタベタされるのも、
家にこられるのも、
そういう事を求めてくるのも全部慣れた。
「よろしくね?」
家に上がらせ俺は早速そのままベットまで運び、その女と体を重ねた。