キミの首輪に、赤い糸を。
「お姉ちゃん、そこに今日連れていってあげるって言ってたんだけど...和咲も行く?」

「えー...」


正直乗り気にはなれない。

だって、もしホストクラブだったらって考えたら...。


「...出来れば、来て欲しいなぁ...なんて」


唯は困り顔で私に頼む。

うん、まぁ、不安にもなるよね。


「うん。わかった、いいよ」


私がそういうと、唯は嬉しそうに「ありがとう、和咲!」と言った。

さすがに純粋な唯をお姉さんだけと行かせるのもな、と思った。

まぁ、普通のお店の可能性も充分にあるんだけど。
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