キミの首輪に、赤い糸を。
「だって、真白くんって結構恥ずかしがりやさんなのに、和咲の友達ならいい人だって私のこと認めてくれたし!」


真白の気持ちは昨日聞いた。
私のことを、利用しているなんて思っていなくて、一緒にいたいって思ってくれていた。


「唯の優しさも伝わったんじゃない?」

「えー、そうかなぁ?」


ふざけて得意気に言った唯の頭を小突いた。


「ねぇ、真白くんのことはどう思ってる?」

「どうって?」

「...恋愛対象としては見てないの?」

「...さぁ」

「ちょっとー!はぐらかしちゃダメですよー!」


唯はそう言って笑っていたけど、正直よく分からなかった。

真白を、恋愛対象として、ねぇ...。

可愛いとは思う。
好きか嫌いかって言われたら間違いなく好きを選ぶ。

でも、それが恋愛感情かって言われたら、違うような気がする。
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