子猫と愉快なゴリラ達
僕は光の速さで小さな女の子の肩から手を離した。



するとすかさずモデル並の美少女が、

「ミイちゃん!!怪我はない!?ああ、もうっ私から離れるからこんなどこの馬の骨か知らないやつに抱かれるのよ!」





…悪かったな、馬の骨で!

僕は反論を心の中で止めておき、さっきの小さな女の子を見た。





女の子は僕に振り向き、

「…すまない。」

と一言残し、モデル並みの美少女…今は鬼女と一緒に教室に入っていった。




僕の理想の高校生活が早くも遠ざかっていく気がした…。
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