子猫と愉快なゴリラ達

鬼は無言で立ち上がり、屋台の兄ちゃんへと近づいた。


そして兄ちゃんの肩を叩く。

「ねえ、ちょっと…。」


「なんやねん!今は取り込み中…オベマッ!」



みぞおちに食い込んだ拳が兄ちゃんを黙らせてしまった。



「うふふふふ。十七倍返しよ…。」



そういって笑顔を絶やさずやつのみぞおちを殴り続けている。


兄ちゃんはもう虫の息だ…。







もう家に帰りたい
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