子猫と愉快なゴリラ達
僕はすかさず飛び込んできた小さな女の子の肩に手をおき、
「き…君、大丈夫かい?」
小さな女の子は赤くなった顔でキッと僕を見上げた。
潤んだビーダマのような瞳、肩より少し長めのふわふわな猫っ毛。
まるで迷い子猫のような姿に僕の心臓は激しく音をあげた。
「あら?あなた私のミイちゃんに手を出すとは良い度胸ね…。」
「えっ?」
突然喉元に鋭い針が突き立てられる。
背中に寒気が走った。
針を突き立てるモデル並の美少女は笑顔で言った。
「その汚い手をミイちゃんの肩から離しなさい。さもないと…。」
ひゃああああああ!!!