夢中にならない。
麗は自分から誘えば、誘いに乗らない男がいないと思うくらいには自分の顔が整っていることを分かっていた。

それに加え、麗は人間観察が得意だった。その人が何をして欲しいくて、どんなものが趣味なのかを見極めることは麗にとってたやすい。




だからあの男、新垣が誘いに乗ることだって麗には予測済みのことだった。
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