天晴
沼の底から




枯渇した沼の底から



「こっちに来い」と声がする



その声はキミの声か、空耳か。



鳥の飛ぶようにペンを走らせ



風に吹かれる花のようにに肩を揺らし



いくつもの人といくつもの出会いと



いくつもの嘘を書いてきた。



嘘を付けば、罰が当たる。



その前に1つ、箸休めのつもりで、



素直な自分の心を表そう。



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