僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory







「平気です…ケホッ
熱はないんですけど…ケホッ…咳が出るぐらいです…ケホケホッ」


「そうか…歩けるか?」


「平気ですけど……?」


「じゃあ勉強中悪いな
白羽と黒木

ちょっと俺についてきてくれ」





ふたりは顔を見合わせると

一緒に立ちあがった

そして何も聞かずに俺の後をついていきた





「先生
どこに行くんですか?」


「…お前らに会いたいって人がいるんだよ」


「あたしと白羽くんに?」


「ああ」


「誰なんですか?」


「着いてからのお楽しみだ」





俺は行き先を告げずに

例の病室へ向かう

白羽の病室と近くて良かった







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