僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
…数日後
まだ微熱と咳が残るけど退院が決まり
オレは梓紗にメールを送った
するとすぐに
迎えに行くよとメールが届いた
オレはロビーで待つことにした
空いている席に荷物を置く
そこでハッと思いつく
「叔父さん
オレ少し離れても良いですか」
「良いよ
ただし院内だけね
他は絶対に行かないでね
病み上がりだから」
「わかりました」
オレはロビー内を歩いた
…そういえばどこにいるんだ?
キョロキョロと辺りを見渡しながら歩いていると
段々呼吸が苦しくなって来た
オレは誰も近づかないような狭い通路の間にはいった
「…ゲホゲホッ…ゴホゴホッ…ヒューヒュー…ゲホゲホッ…」
…喘息の発作…かなぁ
オレは他人事のように考えていた