僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory







そして迎えに来てくれた梓紗と合流し

オレは家…ではなく梓紗の家に戻った


家に着いてソファーに座らせてもらった途端

ぐるんと視界がまわって

オレはソファーに横たわってそのまま意識を飛ばした

いつもの眩暈だとわかっていた






夜6時になった頃

梓紗に名前を呼ばれて起きると

お母さんが視界にはいった




「昌…帰るわよ」


「うん……」




帰り際梓紗が溜息をついたお母さんに何か言おうとしていたけど

オレは止めた

梓紗に迷惑かけたくないから

…これはオレの問題だから





「…お父さんお母さん」



帰って来てから

オレは夕飯のお粥を食べながら

珍しく早く帰ってきた両親に切り出した







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