僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
☆☆☆
「ケホケホッ…コホコホッ…」
「平気?」
「うん…ケホケホッ……」
微熱があるにも関わらず行った学校
オレは久しぶりの教室の前で
梓紗がクラスメイトに責められる現場を目撃した
思わず熱があるのも忘れて突撃し
勢い余って告白してしまった
だけどその後オレは倒れてしまって
こうして保健室で梓紗とふたりきりになった
「…ありがと…守ってくれて」
「梓紗が無事で良かったよ」
「…アタシも好きだよ?昌のこと」
「梓紗」
「何?」
「オレ…これからは何でも言うよ梓紗に」
「昌…」
梓紗は嬉しそうに頬を緩めた