僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory

心side








その日はボク・白羽心(しらはね・こころ)は

珍しく家に帰ってきた


普段は大学の研究所に泊まりっぱなしだから



ライもクウもリュウもトウも驚くんだろうなぁ

そう思いながら服などがはいるキャリーバッグをゴロゴロ引きずる




「あっ父さん」


「クウじゃないか久しぶり」


「久しぶりー」



自宅が見えてきた頃

白羽家次男・空真(くうま)がボクと同様重そうなキャリーバッグを引きずって

家の中に入ろうとしていた




「父さーん!空兄(くうにい)!」


「竜真(りゅうま)!」


「リュウ!元気そうだな」




門を開けようとした時

後ろからやってきたのは三男の竜真




「父さんも空兄も珍しいな戻るなんて」


「そう言うリュウこそ珍しいな」


「1週間休みもらったんだ!」


「クウも珍しいな
仕事の方は平気なのか?」


「クラブが改装するみたいなんだ
それでオレも1週間休みになるんだ」







< 214 / 413 >

この作品をシェア

pagetop