僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory







そして真琴は…4人目の子どもを産んだ

体力的にはギリギリだったけど

真琴は生きて子どもに会うことが出来た




「「「……可愛い」」」




年の離れた弟を見てライもクウもリュウも目をキラキラと輝かせていた

特にリュウはずっと“末の弟”として扱われていたから

初めての弟だということで喜んでいた




「名前どうするんだ?真琴」



名前はいつも真琴が考えている

その日は真琴の具合が少しだけ良かったので

考えることが出来た

…そもそも前から考えていたみたいだ




「……トウマ」


「トウマ?漢字は?」


「北斗七星の斗に…真実の真」


「斗真…か
どうして斗真なんだ?」


「北斗七星って
ずっと北の方向にあって動かないでしょ?

だからいつも同じ方向に導いてくれるの

それに真実の真が加わるから
“皆を真実の道へ導く”って意味で…斗真

どうかしら?」


「「「良い!」」」


「皆を正しい道へ導く…子か」






それに真琴が名の通り命がけで産んだんだ

…絶対に…良い子に育ってくれるはずだな







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