僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
「…來真兄ちゃん」
「うん?」
「…お腹空いた」
「そっか
じゃあ何か作るね」
斗真を再び抱き上げてリビングへ行こうとすると
弟ふたりに止められた
「今日は來兄は家事休んでよ」
「そうだよ
今日はオレと空兄で作るよ!」
「ボクはパス…だな
ボクは料理全然出来ないから」
確かに父さんは料理下手だ
食べられたものじゃない
「…でも……」
「オレらに任せてよ來兄」
「空兄の言う通り!
あと斗真もオレに任せて?」
「おい竜真!
お前は弟なんだからオレに斗真を任せろよ!」
「嫌だよ!
ていうか來兄はどうして斗真のこと抱っこしてんだよ!
オレらにもやらせてよ!」
「確かに竜真の言う通りだ!
來兄!たまにはオレらに斗真を任せて!」