僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
そんなある時
高校時代仲の良かった友達からメールが届いた
…友達とは言うけど
最初は竜真の知り合いだった
オレだけの力で手に入れた友達じゃなかった
<久しぶり!
元気してた?
確か空真ってニートだったよな?>
「…うるせーよ
大きなお世話だっ…と」
送信してすぐに返信が来た
<じゃあグッドニュースだ!
ホストオーディションに
空真の写真送っておいたから!
健闘を祈るZE★>
…オレの思考――というか全機能が停止した
さすがに心臓は停止してないけど
「……は?」
ほすとおーでぃしょん?
日本語のはずなのに異国の言葉に聞こえる
「……はあああぁぁぁぁああ!?」
オレの絶叫だけが家中に轟いた