僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
「ええ
ボクたちの末の弟の斗真です
斗真…挨拶は?」
來兄が斗真を見て微笑むも
斗真は極度の人見知りなので
オレの後ろに隠れてしまった
オレはその頭を撫でながらおばさんたちに言った
「すみません…
斗真は人見知りが激しいので…」
「別に良いわよ
今の時代勝手について行った方が危ないものね」
「そう言ってもらえると助かります」
「でもやっぱり兄弟ね
斗真くんもイケメンだわ」
明るいおばさんたちにオレたちは笑顔を返し
おばさんたちと別れた
「斗真…
挨拶ぐらいしっかり出来るようにならないと駄目だぞ」
「……」
何も言わないで首を振る
…まぁ体質上滅多に見知らぬ人に会わないから
人見知りが激しいのもしょうがないけどなぁ
困った弟だな
オレは苦笑いをしていた