僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory
「おー斗真に黒木さん
花火やるか?
…って斗真大丈夫か?」
近くにあった椅子に座った斗真は
見るからにぐったりしている
…帰りバスだけどアイツ平気なのか?
「…平気……ケホッ」
「花火やるか?」
「…やんない
ここで見てる…」
「美夜は花火やる?」
「あたしもやらないで見てるよ
白羽くん心配だし…」
「良いよ黒木さん…
やりたいのならやっておいでよ…
僕は大丈夫だから…ケホッケホッ」
「白羽くんの大丈夫はアテにならないってこと
あたしは知っているからねー
ということで
萌は柿沢くんと楽しんでて?」
「わかった!」
黒木さんの言う通り
萌とふたり花火を楽しんでいたけど
「萌…柿沢くん…
やっぱりちょっと不安だから
先にバス戻ってるね
ふたりは楽しんでて?」
黒木さんが斗真を支えてバスの方へ向かう
…アイツ戻ったら絶対病院行きだな