僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory










戻ってきた白羽は

見るからにぐったりしていて具合悪そうだった



「アイツ…帰ったら間違いなく入院だな」と

樹が苦笑いしていた

美夜は花火をしないで白羽の傍にいるみたい



そしてふたりは

早めにバスへ戻って行った

まぁ行った方が良いだろうね

花火やっているここは

当たり前だけど野外だし

屋根のあるバスに戻った方が良いよね

椅子もあるし




その後樹と花火を楽しんでいたけど

やっぱり親友がいないのは気にしていて

1回私たちもバスに戻った




だけど寝ているのに幸せオーラが相変わらず全開のふたりを見て

やっぱり花火を続けることにした





「そういえば樹
帰りもバスでしょ?

白羽あの状態で大丈夫なの?」


「あー…マズいな
バス酔いは絶対だし…

その上熱出して…」


「そういえば美夜も
バス酔い大丈夫なのかな?

行きにバス酔いしていたから…
美夜も帰りにバス酔いまたするかも」


「先生たちに薬貰うか?
多分持っているだろうな」


「そうだね…貰って渡そうか」





私たちは何故か担任の佐藤先生と花火をしていた

保健室の松本エリカ先生に酔い止め薬を貰った






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