犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
学祭という名の地獄«前編»-side優菜
学校の一大イベント、それは学園祭。
全校生徒がクラスごとに模様しごとをして売上などを競うもの。
私たちのクラスはカフェになった。
「優菜、ちょっとこっち手伝って」
「はーい」
今はそれの準備中。
「看板なんて1人で作れるわけないじゃない……」
そう愚痴りながら私にペンキを渡す音羽ちゃん。
「優菜はそっち塗って……」
セリフに覇気が無いところを見ると大変お疲れのようだ。
……音羽ちゃんは絵のセンスがいいからね。
まぁそれでもひとりでやるのは大変だろうけど。