犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
それからあっという間に学園祭当日。
「だーかーらー、あんたはここで……」
シフトの最終チェックと軽いリハーサル中。
「ね?優菜おねがい!
親友のピンチを救うと思って!ね!?」
「や、やだ!
絶対やだからね!」
「優菜ちゃん、私からもお願い!」
私、只今みんな(主に女子)に頼み込まれてます。
「や、やだぁ
だって、自分で着るために作ったわけじゃないもん……」
「優菜!?あのね!
お客さんが来るかどうかは優菜にかかってるの!」
「だ、だからって絶対メイド服なんて着ないからね!
私より可愛い子いっぱいいるじゃん!」
それに、お客さんが来るかどうかは私にかかってるってスケール大きすぎだから!