犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
「おっふ
あれ、爽香ちゃん?
どうしたの?」
振り向いてみると、腰にへばりついていたのは爽香ちゃん。
「優菜ちゃん、何もされてない?
大丈夫?
音羽からこいつのこといろいろ聞いたよ」
そういいながら佐野くんを指さす爽香ちゃん。
「うん、大丈夫
何もされてないよ」
「あ、そうそう
音羽が呼んでたよ、シフトチェンジの時間だって」
「ほんとに?
ありがとう」
思い出したように要件を伝える爽香ちゃん。
私が教室へ向かおうとすると、護衛だから一緒に行くよっといいながらついてくる。
「護衛?」
「そ、音羽に頼まれた」