犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
それから少し先輩と話して、音羽ちゃんのことを思い出した。
「うーん、優菜1人で大丈夫?
俺が付いていこうか?」
「大丈夫って言いたいところですけど、お願いしていいですか?」
「うん、じゃあ行こっか」
そう言うと先輩は私の手を引いてあるきはじめる。
……先輩から手をつなぐのって、もしかして初めて?
「先輩、ありがとうございます」
「いーえ、こっちこそ、ごめんね
はい、着いたよ」
そう言ってドアを開ける先輩。
「っ」
眩しくなって思わず目を閉じると、何が私に突進してきた。