犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
「……音羽ちゃん?」
「ん?」
つい今朝のことを思い返してると、優菜が遠慮がちに話しかけてきた。
コテン、と小首かしげる姿がこれまた女の子らしくて可愛い。
恐らく優菜はどうするの、とでも言いたいのだろう。
「……とりあえず明日、行ってみる」
「そっかぁ」
そこまで優菜が言った時、低音の声が響いた。
「優菜」
ドアに目を向けると、そこにいたのは奥村先輩。