犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】

「音羽ちゃん……っ!」



教室の窓から顔を出し、友達の袖を引っ張る彼女。


「どうしよう、格好いい…」


そう言いながらほんのりと頬を染める姿の方が、どうしようもないほど可愛い。


なんて、心の中だけで呟いてふいと視線を逸らす。


彼女の視線の先には、一つ上の先輩。


はぁ、あんなイケメンじゃ、勝ち目なんてねぇよなぁ…
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