犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
「あ、慶太じゃん
久しぶり〜」
大学もやっと4回生になり、もうすぐ社会人になるんだな、と自覚してきた頃音羽とばったりいつかのコーヒーショップで会った。
「よう」
あの後から月に二回有るか無いかの頻度で会っている俺たちは、まだ仲良くしている。
「機嫌いいね?」
「ふふん、よくぞ聞いてくれました」
にぱっと笑った彼女はいつにも増して機嫌がいい。
「優菜の話、聞いたでしょ?」
音羽と一緒にたまーに会う彼女とも、まだ仲良くさせていただいている。
「結婚、するんだってね」
やっぱりかって感じだけど吹っ切れた俺はそんなことも気にならない。